
このたび、2019年11月10日よりすみのくらユニバーサルデザイン事務所を開くことになり一言ご挨拶を申し上げます。これまで美術デザインを制作してきましたが、2019年にみやこユニバーサルデザイン賞を受賞し、とても心に重く、かつ大きく受け止めました。そしてこれからはユニバーサルデザインという健康・福祉に寄与し、かつ国際コミュニケーションに携わる仕事に邁進することを決めました。
ユニバーサルという考えは、わたしが日本国際詩人協会での9年にわたる活動のなかで、文化の多様性を越えた詩の交流で培ってきたものです。さらに身体の不自由を余儀なくされている多くの方が、いかに辛く耐えておられるかを、脊椎圧迫骨折で倒れた母の看護で知りました。痛みで一ミリも身を動かせずうめいている母をどうにかしたいと考え、家にあるものでいろいろ作ってみたのが、図らずもユニバーサルデザイン賞に選んでいただいた「誰にでも合わせられる床ずれ予防パッド」です。「必要は発明の母」といいますが、まさにそのとおりです。これはいま特許出願中で、近々商品化する予定です。
また、抗がん剤の治療で髪が薄くなった女性の心の痛みを思うと、これもまた何とかできないかと天使の帽子を手作りで制作しています。これで本人様、家族様、看護・介護の皆様の一服のリラックスになれば幸いです。
まだまだデザインしたいものがいっぱいあります。獅子奮迅で頑張る所存ですので、皆様方の温かい応援を心よりお願い申し上げます。
国際コミュニケーションの分野では、専門である角倉マリ子が担当いたします。
では、さらにユニバーサルデザインを広めていきましょう。
2019年10月吉日
すみのくらユニバーサルデザイン事務所
所長 角倉恵理子
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